家系ラーメンの歴史

横浜家系ラーメンは1974年、横浜・新杉田の「吉村家」から始まりました。創業者の吉村実氏は、九州の豚骨ラーメンと東京の醤油ラーメンを融合させ、豚骨醤油ベースのスープに鶏油を浮かべた独自スタイルを生み出しました。酒井製麺の中太麺と、海苔・ほうれん草・チャーシューのトッピングが定番化し、その味わいは瞬く間に評判となりました。

1970年代後半から1980年代にかけて、吉村家で修行した弟子たちが独立し「本牧家」「六角家」「近藤家」など新店舗を開店しました。屋号に「〜家」を付ける文化が定着し、これらの直系店が家系ラーメンの礎を築きました。1990年代に入るとメディアで取り上げられる機会が増え、家系ラーメンは横浜ローカルフードから全国的な人気へと拡大します。

現在では直系店、傍系・インスパイア店、チェーン店が多数存在し、地域や店舗ごとに味の解釈が異なるなど、多様化が進んでいます。また、海外進出や冷凍・カップ麺など商品の多様化により、家系ラーメンは日本のラーメン文化を代表する存在となっています。